6.13.2010

スタジアムでの殺人事件に関するポーランド・サンディカリスト連合(ZSP)/ワルシャワの声明

 5月23日、ワルシャワの(プラハ地区の)スタジアム(Stadion)(の市場)で起きた殺人事件を、我々は弾劾する。目撃証言によれば、警察 が他の人々を逮捕しているさなかに、3人の子どもたちの父親である露天商が無惨にも殺害された。警察の蛮行の犠牲になった、36歳のナイジェリア出身の男 (Maxwell Itoya)は、彼の仲間が乱暴に扱われるのを見て、なぜそんなことをするのかと警察に問おうとした。そのことは警察にとって、何ら脅威ではなかったにも かかわらず、彼は腹部を撃たれてその場で息絶えた。
 低賃金の労働者にはよくあることだが、彼は家族の生計を立てるために、週末にスタジアムで働い て稼ぎを補っていた。こういう状況に置かれた人々の多くがそうであるように、彼もまた、他の仕事を見つけられる可能性は大きくはなかった。外国人がポーラ ンドで仕事を探すことが、どれほど難しいかはよく知られている。それに加えて、露天商たちはしばしば警察の標的となり、地方当局や国境警備隊、他の国家機 構からの弾圧の被害者となる。
警察や国境警備隊のスタジアムでの警備行動は、大企業の知的財産を保護することを目的としている。決して社会の幸福を守ろうとはせずに、特権を持つ一握 りの者に奉仕する。周知のように移民たちを迫害し、彼らに金品を強要するケースもある。法律は警察に多大な権限を与え、人々の保護には目もくれないが、警 察はその法律さえも意に介さないことがよくある。その数多くの例の一つが、残念ながら、5月23日の惨劇である。
事件についての警察の見解、なかでも警官が襲われたという主張は、目撃証言からは裏付けることができない、ということは強調しておくべきである。しかし そのことは、当局者たちにとっては何の不都合にもならない。外国人たちと露天商たち、この人々は最初から締め出されていて、彼らの声は考慮されることがな い。警官たちは自分たちの同僚の、殺人者の利益のために口裏を合わせており、検察は司法手続きを進めない形勢である。殺人者が警察の業務に復帰する、我々 はそんなことを許すわけにはいかない!
ポーランドで働くに値する仕事を探さなければならない人々を、手助けする者は誰もいない。それとは対照的に、雇い主たちは恒常的な労働契約を臨時の労働 で置き換え、危険で不法な環境で労働者を働かせている。他の仕事を見つけられる見込みのない彼らは、厳しくて危険な(例えば、スタジアムの建設時のよう に)労働条件に耐えているだけでなく、警察側からの絶え間ない弾圧にもさらされている。
移民たちは経済を支えるために必要とされている。しかしながら彼らは、合法的な在留と労働の権利を得ることができないなら、差別や当局側からの嫌がらせ にさらされ、賃金は不自然に低く抑えられることになる。移民労働者とポーランド人の労働者の間には、利害の衝突はない――労働条件の改善とより高い賃金を 求めて、いま与えられている臨時の不法な労働のかわりに、恒常的で合法的な雇用を求めて団結し、腕と腕を組むべきである。アイルランドやイギリスで、現地 の労働組合が労働者の権利を守るため、彼らの民族性とは関係なく、ポーランド人の移民労働者に対して見せている連帯を手本としよう。
現今の経済システムのなかで、生き残る手立てを探ろうと努力している人々を狙った警察の行動を、我々は弾劾する。我々は警察のテロリズムに対し、自らを組織化して共同で防衛に当たることを呼びかける。
ポーランド・サンディカリスト連合(ZSP)──ワルシャワ・セクション
(原文:英語)
http://zspwawa.blogspot.com/2010/05/text-of-leaflet-on-demo-against-racist.html
(原文:ポーランド語)
http://cia.bzzz.net/oswiadczenie_zsp_warszawa_w_sprawie_zabojstwa_na_stadionie
(連帯・支援グループによる詳細情報:ポーランド語/英語)
http://www.solidarnizmaksem.bzzz.net/
(ZSPのサイト)
http://zsp.net.pl/
(5月30日の抗議行動(写真・映像))
http://cia.bzzz.net/warszawa_demonstracja_przeciwko_rasizmowi_i_przemocy_policji
(オランダでの連帯行動のよびかけ)
http://indymedia.nl/nl/2010/05/67681.shtml

http://anarchism.sanpal.co.jp

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